メール文面を解析して自動振り分け 迷惑メール対策にも有効
POPFileは、受信したメールに振り分け情報を付加する、メールフィルターソフトです。受信したメールの内容に応じて、メール件名に“[Business]“などのテキスト情報を追加します。ユーザーは普段利用しているメールソフトでメール件名を見るだけで、メールの振り分け結果が分かります。間違って振り分けされても、ユーザーが修正することでPOPFileが学習して精度を高めることができますので、普段利用するメールの振り分けに加えて、迷惑メールの排除に使うと便利でしょう。
POPFileを実行すると、タスクトレイに常駐して受信メールを監視します。受信したメールはPOPFileによって文面が解析され、内容に応じて、メールの件名にあらかじめ設定したテキストが付加されます。仕分けられたメールは、Outlook Expressなどのメールソフトを使って見ることができます。たとえば、迷惑メールの場合には“[Spam]“、仕事のメールには“[Business]“と付加するようPOPFileを設定しておくと、件名を見るだけで迷惑メールなのか仕事メールなのかが分かります。
ただし導入して間もないうちは、なかなか設定した通りに振り分けてくれません。文面の解析が十分でなく、誤って振り分けてしまうためです。取引先などから受信したメールの件名に誤って[Spam]と追加される可能性もゼロではありません。その場合は、ユーザーがPOPFileの設定画面を開いて正しい振り分け項目に修正してあげましょう。この操作によってPOPFileが修正内容を学習し、次に振り分ける際に反映します。テストしたところでは10通前後の修正を行うと、思った通りの振り分けをするようです。なお当然のマナーですが、件名に情報が付加されたメールを返信・転送する際は、件名を修正しておきましょう。
POPFileを利用するには、設定画面を理解する必要があり、初心者にはすぐに使い始めるのが難しいかもしれません。作者が公開しているクイックスタートガイドを見ながら、利用することをお勧めします。
POPFileは、メールの受信内容をもとに振り分けをしてくれるフィルターソフトです。大事なメールを見逃さないための対策に加え、受信トレイを埋め尽くす迷惑メールを排除するのに、如何でしょうか。
ユーザーレビュー
あなたはPOPFileを試したことがありますか?あなたの意見を残して最初に!